虫刺されを起こす蚊には主に2種類あります。特性が異なるので、予防対策も異なります。
〈アカイエカ〉
蚊が室内に入らないように網戸を常にしっかり閉めておく必要があります。寝室は寝る前に電気蚊取りなどで殺虫しておくとよいでしょう。ダニではないので、バルサンのように部屋を閉め切って煙りをたく必要はありません。
〈ヒトスジシマカ〉
外に出るときは肌の露出を抑え、虫除け剤を使用して下さい。
蚊の写真は虫NAVIから許可を得て転載させて頂きました。ありがとうございます。
虫刺されを起こす蚊には主に2種類あります。特性が異なるので、予防対策も異なります。
〈アカイエカ〉
蚊が室内に入らないように網戸を常にしっかり閉めておく必要があります。寝室は寝る前に電気蚊取りなどで殺虫しておくとよいでしょう。ダニではないので、バルサンのように部屋を閉め切って煙りをたく必要はありません。
〈ヒトスジシマカ〉
外に出るときは肌の露出を抑え、虫除け剤を使用して下さい。
蚊の写真は虫NAVIから許可を得て転載させて頂きました。ありがとうございます。
富山湾では、お盆を過ぎた夏の終わり頃になると毒を持つアンドンクラゲが増えるので、海水浴の時は気をつけて下さい。図の様に行灯(あんどん)に似た四角いかさから4本の触手が延びているクラゲで、触手には毒の入った刺胞(しほう)が多数あり、これが刺さって痛みを感じます。刺されると次第に赤く腫れてきて、線状にブツブツが出てきます。
時々酢をかけた方がいいのかと質問を受けますが、あまりお勧めはできません。沖縄にいるハブクラゲの場合は多量の食酢をかけて触手を取り除くそうですが、アンドンクラゲの触手がまとわりついている場合は海水で洗い流し、ゆっくり丁寧に剥がすのが良いと思います。水道水で洗い流すと刺胞が破裂するので行わないで下さい。触手がない状態では酢をかける必要はまったくなく、赤いブツブツが残ったらステロイド外用剤で治療をするのが一番です。痛い場合はまず冷やしてもらい、痛みが残る場合は痛み止めを処方いたします。
おわん型のミズクラゲもこの時期多いと思います。毒はアンドンクラゲより弱く触っても痛くないことが多いですが、毒を持っていないわけではないので、触らないようにして下さい。
海水浴皮膚炎はこちらをご覧下さい。
“カ”に刺された後の反応にはなぜ個人差があるのでしょうか?
“カ”に刺されてもほとんどはれない人から、特に子供では赤くはれてシコリを伴うこともあります。ひどくはれると、「体のどこかがおかしいのでは?」と心配するお母さんもいますが、高熱を伴わなければ単なる虫刺されとして問題ありません(もし高熱を伴う、あるいは虫刺されの後が傷になって残る場合は蚊刺過敏症という病気を疑い詳しい検査を行います)。
この個人差は、虫刺されの反応が吸血の時に注入される唾液成分へのアレルギー反応で生じるためです。
一般にアレルギー反応は、下記のような時間経過で反応が変化しますが、人によって免疫の強さが異なるためその反応の程度はまちまちです。
日本人の場合、夏に少しずつ”カ”に刺され慣れていくので、子供のときに激しい反応があっても、年齢が上がれば激しく反応しなくなります。大人になってから虫刺されで苦労しないためにも、子供のうちに”カ”に少しずつ刺されるのがいいのかもしれません。
でも、できてしまった虫刺されは放置しないで早めに受診してください。程度に合わせた薬をきちんと処方いたします。
他の虫刺されの解説はこちら
チャドクガの毒針毛が刺さることで、非常にかゆいブツブツが皮膚に無数に生じる病気です。他の虫刺されと異なり、毛虫に触れたことに気付かない場合が多いので、毛虫皮膚炎の知識がないとまた刺されることがあります。以下の特徴をしっかり理解して下さい。
〈毛虫に刺されたことに気付かない理由〉
したがって、