子供の紫外線対策

生涯に当たる全紫外線量の半分は18歳までに浴びてしまうことをご存じですか?

子供の紫外線対策

また、子供は細胞分裂が大人に比べ盛んで、紫外線で傷ついた遺伝子が間違って修復されやすいため、紫外線の悪い影響をより受けやすいと考えられます。
実際、オーストリアで行われた白人の疫学調査では子供の頃に強い紫外線を浴びた人の方が、大人になってより皮膚ガンになりやりやすかったと報告されています。

つまり、子供の頃から無駄な日焼けを避けることが、将来若々しい健康な肌を維持するために必要なのです。
子供は外で元気に遊ばせることも大切なので、その時は次の点に気をつける必要があります。

1)紫外線の多い10時~15時までは屋外で過ごすのを控える。
2)帽子をかぶる、上着を着るようにする。
3)日焼け止めを必ず使い、ぬり直すようにする。

20130609-UVfamily日常使う日焼け止めはどんなものでも構いませんが、当院では肌にやさしく、水で洗い流せるタイプのものをお勧めしています。

着色料、パラベンなどの防腐剤、香料、紫外線吸収剤はかぶれの原因になるので、これらを含まない製品がいいでしょう。
なお、曇でも晴れの日の70%は紫外線が出ているので、曇でも日焼け止めをつけるのを忘れないようにして下さい。