あせもと湿疹の違いは?

かゆくて赤い「あせも」は治療と予防が必要です

暑い日が続くと出てくる「あせも」。お子さんは大丈夫ですか?
「あせも」には自然に治るのと、きちんと治療した方が良いものがあります。

IMG_2814かゆくも赤くもない「あせも」は少し汗をかかないよう気をつけると治っていきます。子供の鼻の上に白っぽい小さなブツブツが出るのが典型的。一方、かゆくて赤い「あせも」は治療が必要です。普段はなんともなくても、汗の多いこの時期に首周り、ワキや肘、背中に赤いブツブツが出てかゆがり、かきむしって「とびひ」に進展する場合も。

このかゆくて赤い「あせも」、実は小児湿疹やアトピー性皮膚炎の軽いものです。元々肌が乾燥している子どもに汗の刺激が加わって生じます。改善させるには、かゆみや赤みをステロイド軟膏でしっかり治療した後に、保湿剤を使ったスキンケアで予防が必要です。

ベビーパウダーは効果があるの?

時々、ベビーパウダーで「あせも」は治りますか? と質問されます。僕が子どもの頃はよく使っていました。ベビーパウダーやテンカフは汗を吸ったりはじいたりすることで「あせも」を予防しますが、出来てしまった赤い「あせも」は治せませんよ、とお答えしています。でも予防には早めのシャワーの方がいいかもしれません。汗をかいた後に石鹸を使わずに、ぬるま湯でさーっと洗うだけ。これだけでも違いますからやってみて下さい。

おじぎ
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