しもやけとは
しもやけは、気温が4℃以下になり、日中の気温差が10℃以上ある冬に発生しやすい病気です。手足、耳、頬などが寒さで赤くなり、悪化すると水ぶくれや傷ができることもあります。また急に暖かい場所に入ると、強いかゆみが出ることが特徴です。

しもやけの特徴
- 子供や女性に多く見られる
- 家族にしもやけになりやすい体質の方がいる場合、発症リスクが高まります
- 寒さに加え、汗の水分も症状を悪化させる原因になります
寒い季節に多いこの症状は、適切なケアで改善が期待できます。
治療方法
1.ビタミンEや血管を広げる薬の使用
飲み薬やぬり薬で血行を促進し、症状を和らげます。
2.漢方薬の併用
血流を改善する漢方薬を使う場合もあります。
3.ステロイドの使用
症状が重い場合は、短期間だけステロイドの飲み薬を用います。

日常のケア
1.保温を徹底する
症状のある部分だけでなく、体全体を暖かく保つように心がけましょう。
2.汗のケア
汗が原因となる場合は、なるべく早く拭き取り、日中に靴下を一度替えると効果的です。
3.血行促進のための入浴とマッサージ
ゆっくりお風呂に入り、軽いマッサージで血流を促しましょう。

Q&A
Q:しもやけが治りにくいのですが、どうしたらよいでしょうか。
A:上記の治療やケアをしても治りにくい場合は、一度血液検査をすることをお勧めします。全身性エリテマトーデスや強皮症などの膠原病ではしもやけに似た症状が出る場合があります。これらの病気は血液検査で判断できます。
Q:毎年しもやけを繰り返します。何か予防できることはありませんか?
A:寒くなる前からビタミンEなどを飲むと、しもやけを軽く出来る場合があります。もちろん早めの保温対策も重要です。