魚の目、タコ、巻き爪、陥入爪、外反母趾など足のトラブルでお困りの方は歩き方から改善させましょう

歩き方から足のトラブルを改善させる

魚の目、タコ、巻き爪、陥入爪、外反母趾などの足や爪のトラブルでお困りの方は多いと思います。当院では多くの悩んでいる患者さんにきちんとした処置を行い、痛みなどの症状を改善させています。ただどうしても、しばらくすると症状が再発してしまいます。

再発する理由は、合わない靴の使用や爪の切りすぎなど簡単に改善できる場合と、歩き方が問題で簡単に良くできない場合があります。

簡単でない理由は、1)歩けないわけでないので、歩き方のどこがおかしいか自分で判断しにくい、2)体が硬くなり、若い頃と比べて可動域が狭まっていることが歩き方に影響するが、これをセルフケアで治すことが難しい、からです。

そこで当院では、富山市北部の岩瀬地区になりますが、「北の森メディカルフィットネス」で歩き方を専属のトレーナーが観察し、どこに問題があるかを見極め、その人に合わせたトレーニング指導を行っています。

先日も、相談会を行い講義を聞いたあと、実際に歩いてもらってその人の歩き方の様子を動画で撮影しました。今後もこのような相談会は不定期ですが行う予定です。また「北の森メディカルフィットネス」には常勤のトレーナーがいますから、毎日、電話やLINEでご相談を受け付けています。

 

 

富山県鍼灸マッサージ会での講演

2022/11/20に富山県鍼灸マッサージ会で講演を行ってきました。

鍼灸マッサージ師の先生は痛みのある病気をみておられると思い、痛みの出る皮膚病、皮膚の感染症や帯状疱疹後神経痛などの話してきました。熱心な会員さんが20人ぐらいが参加されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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富山県高岡市駅南3-5-33
皮膚科神経内科 白崎医院
TEL: 0766-25-0012
HP: https://shirasaki-hifuka.com
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来院前に医院に電話して頂きたい方

以下に該当する方は、来院前にまずweb問診に入力し、その後0766-25-0012に電話して下さい。

web問診への入力が出来ない方は直接電話下さい。ただし写真や動画がなく通話のみでの診察は難しい場合があります。

    • 発熱、風邪様症状や体調不良がある、あるいはその直後
    • 新型コロナ感染者、あるいは濃厚接触者で自宅やホテルに待機中
    • インフルエンザ感染者で隔離期間中
    • 新型コロナ感染者やインフルエンザ感染者と接触して数日以内※1
    • 新型コロナ感染者で隔離明け直後※2

 


次に、診療のおおまかな流れを示します。

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赤あざ、茶あざ、青あざのレーザー予約について

「ピコレーザー」と「Vビーム2」の2つのレーザーを使用しています

この2つのレーザーでほとんどのあざに対応できますが、炭酸ガスレーザーや手術を併用する場合もあります。あざは1回の照射ですべての色が消えることはありませんが、複数回照射を繰り返すことで徐々に色が薄くなっていきます。

照射は予約制で、毎週火曜日、水曜日午後、金曜日午前、土曜日午後に行っています。 一度来院して頂いてから診察し、レーザーの適応があれば予約を入れて頂きます。申し訳ありませんが、ネットやメールで予約を入れることは出来ません

土曜日にも照射ができることが当院で行うメリットの1つです。

ピコレーザー 太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、雀卵班
Vビーム2 イチゴ状血管腫、単純性血管腫、毛細血管拡張症(赤あざ)

保険が効かないあざもあるので、診察時にお問い合わせ下さい。

 

2022年「皮膚の日」講演会

11月12日(いいひふ)は「皮膚の日」に制定されていて、富山県ではこの日の前後の日曜日に毎年講演会を行っています。皮膚についての正しい知識の普及や皮膚の病気の知識を深めてもらうためです。

今年はポスターにあるように、お二人の先生に「内臓の病気にみられる皮膚疾患」と「子供のあざのレーザー治療」の話をして頂きました。

私は2022年5月から富山県皮膚科医会会長を務めていて、昨日はこの講演会の司会を行ってきました。天候が悪かったにも関わらず多くの方に来て頂いて大変感謝しています。講演もわかりやすく、また終わった後に会場の方から幾つも質問をして頂き、大変充実した会だったと思っています。

来年は2023年11月12日(日曜日)に行う予定にしていますから、お時間があれば講演会に参加して頂ければ幸いです。

 

ステロイド外用剤 〜炎症の程度や発現部位で使い分けています〜

1)ステロイド外用剤とは

湿疹や皮膚炎を始めとする種々の皮膚疾患の赤みやかゆみを抑える「抗炎症作用」を持つぬり薬です。70年前から使われていて、未知の副作用がないこと、軟膏・クリーム・ローション・テープ剤など色々な剤形があることが特徴です。

2)ステロイド外用剤の種類

写真は当院で主に使っているステロイド外用剤です。
炎症の程度や発現部位、年齢などにより強いものから弱いものまでを使い分けています。複数箇所に病気がある場合は複数のランクのステロイド外用剤をお出しすることもしばしばです。

 

 

 

 

 

 

 

◎ステロイド外用剤の吸収率

下図のように使用部位によりステロイドの吸収が異なります。吸収の良い顔や陰部は弱いランクのステロイド外用剤でも薬が良く吸収されるため十分に効果を発揮します。逆にこのような部位に強い薬を使うと副作用が出現しやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

◎ステロイド外用剤の剤形

軟膏・クリーム・ローション・テープ・シャンプーなど色々な剤形があることも特徴です。
1)軟膏:べたつく感じがありますが、どのような皮膚の状態でも使うことができます。当院で最も良く使用している剤形です。ワセリンや保湿剤などと混合することで量を増やし塗りやすくする場合もあります。

2)クリーム:軟膏よりのびがよく、べたつかないですが、軟膏より刺激がありジュクジュクした所には使えません。ただし、軟膏がべたべたしてぬりにくいなら、クリームを使う方が良いと思います。

3)ローション:サラサラで流れやすいため頭の中の病気や爪に良く使っています。

4)テープ:硬いシコリやケロイドなどは単純にぬるだけでは改善が乏しいため、テープ剤を使ってステロイドの吸収を高めます。元々軟膏をつけた後にサランラップをを使ってぬり薬の吸収を高めていましたが、テープ剤の方が便利です。テープ剤にはドレニゾンテープとエクラープラスターの2つあり、後者の方が強いステロイドが含有されています。

5)シャンプー:コムクロシャンプーは最強のステロイド外用剤が含まれるシャンプーです(洗い流すために最強でも大丈夫です)。通常のシャンプーと異なり、洗ったあと15分間待ってもらい洗い流す必要があります。少し時間がかかりますが、頭全体に均一に薬が行き渡るメリットもあります。

3)ステロイド外用剤の副作用

主な副作用は以下です。

以下の副作用を知った上で、必要な時にはきちんとステロイドを使用し、漫然とは使用せず、良くなった後はステロイド以外の薬や治療法に切り替えていくのが肝要です。

塗った部分にあらわれる

・皮膚萎縮
・毛細血管拡張(特に顔に起きやすい)
・酒さ様皮膚炎、口囲皮膚炎、ステロイド紅潮
・乾皮症、多毛、色素脱出、創傷治癒遅延
・感染症の誘発、悪化(毛のう炎、体部白癪、単純ヘルペスなど)
・緑内障(目に軟膏が入る場合)

 

4)ステロイド外用剤の副作用への誤解

その1:ステロイドの飲み薬や注射の副作用と混同している

糖尿病や高血圧、骨粗鬆症、胃潰瘍、満月様顔貌(ムーンフェイス)、肥満といった全身の病気や容姿に関係するものはステロイドの飲み薬や注射を長期に使った時の副作用です。また、全身の免疫力の低下や感染症にかかりやすくなるのも同様です。これらの副作用がステロイド外用剤で起こるとは考えにくいものです。

その2:ステロイドをぬると皮膚の色が黒くなる

別のブログにまとめてあるのでご覧下さい。

その3:副作用を恐れる余りステロイドを使わないデメリットに気づいていない

ステロイド外用剤の副作用は、副作用を理解し医師の管理の下で適切に使用していればそれ程恐れるものではありません。逆にステロイドを使わないで治そうとすると、完治せずに色素沈着が残ったり、小児の場合アレルギーが増えたりなどのデメリットも存在します。使うのがご不安な場合は診察時にご相談下さい。

陥没乳頭 女性医師が診察と手術を担当します

白崎医院での陥没乳頭の診察と手術治療は女性医師および女性スタッフが行い、男性医師に乳房をみられることはありません。

陥没乳頭とは?

陥没乳頭は乳頭がが突出せず、乳輪より奥へ引き込まれている状態です。妊娠しても乳頭が突出してこない場合は授乳ができず、母親は乳房が腫れて痛みを伴うようになり、子供も乳頭をくわえられず泣き止みません。また、突出している乳房より陥没している方が細菌が入りやすいため痛みや腫れを伴う乳腺炎が繰り返し、しこりが残る場合もあります。

陥没乳頭の原因は?

生まれた時から乳頭の中にあり母乳の通り道である乳管が短い、成長期に乳房は大きくなったが乳管が乳房の発達に追いつかなかった、アトピー性皮膚炎や外傷により乳頭に炎症を繰り返して生じた、などが原因で陥没乳頭が生じます。

陥没乳頭の治療は?

自身によるマッサージや乳頭吸引器で改善しない場合は手術が必要です。
白崎医院では乳がん切除後の乳頭再建の実績が豊富が形成外科専門医が手術を担当します。
手術は陥没乳頭を突出させ再陥没させないようにし、授乳機能が温存できることが目標です。ただ、指で刺激することで突出する軽症例の手術は比較的容易ですが、刺激しても乳頭が陥凹している重症例では授乳機能を温存すると、陥没の修正が不十分になり再陥没する可能性が否定できません。
また、手術は局所注射の麻酔薬を使用し、片側の手術時間は30分程です。日帰り手術で当日から通常の生活がおくれます。

陥没乳頭手術は保険適応ですか?

単なる美容目的の場合は保険が効きませんが、授乳させる可能性のある40才ぐらいまでの女性は保険で手術が可能です。
手術費用は保険適応で3割負担の場合、45,000〜50,000円です。

通院回数はどれくらい必要ですか?

初回は診察を行い、適応があれば手術予約と必要な採血を行って頂きます。手術の1〜2日後にガーゼ交換、手術1週間後に抜糸、その後2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後に再診して頂き、再陥没や傷跡に異常がないかの確認を行います。

手術の注意点は何ですか?

★手術に伴う合併症は出血、感染、痛みなどがあります
★乳頭部が壊死を起こす可能性はかなり低いですが、ゼロではありません。
★左右の乳頭の大きさをそろえる美容的な手術ではありません。

白崎医院はマイナ保険証が利用できる医療機関です

当院はマイナ保険証の利用や問診票等を通じて患者さんの診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めている医療機関です。

また、マイナ保険証により正確な情報を取得・活用することで、より質の高い医療を提供できるため、マイナ保険証を積極的に利用していただくことを推奨しています。