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イボ(尋常性疣贅)

イボ(尋常性疣贅、じんじょうせいゆうぜい)とは

イボ(尋常性疣贅 じんじょうせいゆうぜい)は、イボウイルスによる病気で、子どもにも大人にも多く見られる感染症です。イボに触れると、他の皮膚や他の人に感染することがあります。見た目はウオノメに似ていますが、黒い点々が見えるのが特徴です。足の裏や爪のまわりにできたイボは、他の場所より治りにくいことがあります。

治療方法

凍結療法

イボ(尋常性疣贅 じんじょうせいゆうぜい)の治療には、凍結療法が一般的です。-196℃の液体窒素を含ませた綿をイボに当てて凍らせ、その後1〜2週間後に再診し、かさぶたになった部分を削ります。この治療法は高い効果が期待できますが、足の裏のイボの場合、3~8回の治療が必要です。また、痛みを伴うことが欠点です。

痛みが強い場合の治療法
凍結療法で効果が出ない場合や、痛みが我慢できない場合は、年齢や症状に合わせた次の治療法を組み合わせます。これにより、痛みを軽減しながらイボを治療します。

サリチル酸絆創膏の治療

サリチル酸を含む絆創膏を数日間貼り、イボを柔らかくした後に削ります。これを何回か繰り返します。

モノクロロ酢酸の治療

爪楊枝でイボに薬を塗り、乾かします。1〜2週間後に再診し、固まった部分を削ることを繰り返します。痛みが少なく、爪の下にも浸透するため爪の周りにも使いやすいですが、極まれにケロイドのような跡が残ることがあります。

グルタールアルデヒドの治療

自宅で1日1~2回、綿棒を使ってイボに塗ります。イボが茶色く固くなり、再診時に削ります。もともと消毒薬ですが、高濃度のため、取り扱いには十分な注意が必要です。

切除術・電気凝固術

イボが1~2個の場合、麻酔を使ったうえでハサミやメスで切除します。傷の回復には約2〜3週間かかり、その間のケアが必要です。なかなか治らない場合に有効ですが、再発の可能性もあります。

ヨクイニンの使用

イボに効果が期待される飲み薬です。他の治療と組み合わせて使用しますが、1か月服用しても効果が見られない場合は中止します。

上記以外にもいくつかの工夫があるので、治りにくいイボがある場合は、診察時にご相談下さい。痛みのためにイボの治療を躊躇している場合は、なるべく痛みの少ない方法で治療出来るように工夫をしています。

日常のケア

  • 患部を触ったり無理に取ろうとしないでください。触った手で他の部位に触れると、感染が広がる恐れがあります。
  • 乾燥肌を治しておきましょう。傷んだ皮膚から感染が広がりやすいです。
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