あざ(痣)とは
幼少期に気づかれる皮膚の色や形の変化は、さまざまな「あざ」が原因となります。あざはその成り立ちによって色や形が異なり、いくつかのタイプがあります。
- メラニン色素が多い場合は、皮膚が黒や茶、青いあざとして現れます。
- 血管が増加している場合は、皮膚に赤いあざが見られます。
- 表皮母斑や脂腺母斑など、一部のあざはイボ状に盛り上がることもあります。

あざが多数ある場合には、内臓にも異常がないかを確認するため、検査が必要となることもあります。また、太田母斑のように、思春期頃に遅れて現れるあざもあります。これらのあざは、成長や発育とともに変化することもあるため、定期的な観察や診察が推奨されます。
治療方法
レーザー治療
平らで色が気になる場合に用います。黒、茶、青はQスイッチレーザーを、赤アザはダイレーザーを用います。多くのアザは保険適応です(3割負担で7,000~10,000円程)。アザは1回の治療で薄くはなりますが、完全には消えません。ですので、5~10程度繰り返し治療を行う必要があります。

冷凍凝固術
盛り上がったアザに用います。表皮母斑のように、皮膚の表面だけが盛り上がっている場合は液体窒素で冷凍させることで平らになります。
手術
皮膚の深いところにあるアザは手術で除去します

日常のケア
メラニン色素が増えているアザは日焼けをしないよう注意して下さい。
Q&A
Q:あざ(痣)のレーザー治療は痛くありませんか?
A:ゴムではじかれたような痛みがあります。通常は1時間前からぬり薬の麻酔薬を使い、痛みを軽減させています。
Q:子供ですが、あざ(痣)のレーザー治療はできますか?
A:0才時でも可能です。レーザーは表面から数ミリしか入らない光で、内臓などへ悪影響を及ぼすことはありません。