シミ・くすみとは
次のようなお悩みをお持ちの方はぜひ白崎医院に相談を

- ファンデーションで消せない、濃くくっきりしたシミに悩んでいる。
- ぼんやりとした頬に広がるシミ、肝斑?クスミ?ができてきた。
- シミも気になるが、顔全体をきれいにしたい。
- レーザー治療は恐くて心配。ぬり薬でシミが治ればいいけど・・・
- シミの一部分だけ盛り上がっている。皮膚ガンじゃないか不安。
- 最近、体調が悪いわけでもないのに肌がくすんできた。
- 子供のころからそばかすが無数にあって、もうあきらめている…
多くの人の顔には複数の種類のシミが混在しています。
シミの種類によって治療方法が異なるため、皮膚科専門医の診断のもと、適切な治療をおこなうことが大切です。
複数のシミがある場合は、優先順位を決めて治療を行います。
くっきりとした老人性のシミ(色素斑)
10円玉ぐらいまでの大きさの、平らでくっきりとしたシミで、長年の日焼けが原因で顔や手、胸、背中に現れることがあります。放置すると盛り上がる場合もありますが、ピコレーザー治療を1~3回行うことで改善が期待できます。
また、ビタミンAの塗り薬や、ハイドロキノンクリーム、ビタミンCの飲み薬を併用することも効果的です。新しいシミを防ぐためには、日焼け止めを毎日使用することが大切です。
ぼんやりとしたシミ 肝斑(かんぱん)
両方のほっぺたを中心に出てくるぼんやりとしたシミで、夏に濃くなり冬は薄くなります。原因は、はっきりわかっていませんが、女性ホルモンやこする刺激の影響が考えられています。
治療法についてですが、レーザー治療はむしろ肝斑を悪化させます。 飲み薬とイオン導入で治療します。
盛り上がったシミ 脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)
盛り上がったシミは、顔を含む全身に現れることがあり、老人性のシミが進行して盛り上がる場合や、初めから盛り上がっている場合があります。これは良性の皮膚のでき物で、シミ用のピコレーザーでは除去できません。小さいものは液体窒素を使った冷凍凝固法、大きいものは炭酸ガスレーザーや手術で治療します。また、自宅ケアとしてハイドロキノンクリームやビタミンCの飲み薬が有効です。

アトピー性皮膚炎やニキビの後に 炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
アトピー性皮膚炎、かぶれ、 ニキビなどが改善した後に残るシミは、赤いブツブツを放置することが原因です。早めに治療すればシミが残りにくいため、迅速な対応が大切です。
できてしまったシミには、ハイドロキノンクリームやビタミンCの飲み薬が有効です。ただし、レーザー治療は悪化の可能性があるため通常は行いません。シミを悪化させないために、触らないことと日焼けを避けることを心がけましょう。
小学生から悩み始める ソバカス
ソバカスは小学校頃からでき始め、眼の下から鼻にかけて広がる小さなシミです。原因は明確ではありませんが、女性ホルモンや色白で乾燥肌の方に多い傾向があります。光治療で薄くなり、残ったものにはピコレーザー治療が効果的です。自宅ではハイドロキノンクリームやビタミンCの飲み薬を使い、日焼けを完全に防ぐことが重要です。
深いところにあるシミ ADMと太田母斑
ADMや太田母斑は青みを帯びたアザで、茶色っぽく見えることもあります。生まれつきの場合(太田母斑)や思春期から現れる場合(ADM)があり、目の周りや鼻、頬にできるのが特徴です。治療にはピコレーザー治療が有効です。また、自宅では必要に応じてハイドロキノンクリームやビタミンCの飲み薬を使用します。
白崎医院のシミ・くすみの治療方法
ピコレーザー治療
ピコレーザー治療は、シミの原因であるメラニンを破壊して改善を図る方法です。治療後には小さなかさぶたができ、シミが一時的に濃く見えることがありますが、約10日後には自然に剥がれます。化粧は治療直後から可能ですが、治療部はこすらず、しばらくガーゼで保護するのが理想的です。

ただし、肝斑が含まれる場合は先にその治療を行い、その後にレーザー治療を進めます。また、イオン導入を併用するとさらに効果が期待できます。シミの種類や状態によっては複数回の治療が必要な場合があり、効果には個人差があります。
炭酸ガスレーザー CO2RE(コア)治療
炭酸ガスレーザーは皮膚を表面から削るレーザーです。このレーザーは、従来の炭酸ガスレーザーとは異なり、皮膚に微小な穴を多数あける仕組みです。穴と穴の間に正常な皮膚が残るため、ダウンタイム(照射後の赤みや不快感)が短くなり、照射後の色素沈着も少なくなります。点状に穴をあけることで、細胞の再生と入れ替えをうながし、ニキビ跡(凹み)・毛穴の開き・傷跡などを改善します。
白崎医院では、痛みを軽減するスキャン機能付きの最新式炭酸ガスレーザーを使用しています。手術の前に麻酔テープを貼るだけで済むので、麻酔注射は不要です。施術も短時間で完了します。ですが、他のレーザーと異なり、照射後に赤みなどがしばらく残る強い治療なので、最初は小さな範囲だけで経過を見て頂き、ダウンタイムが許容範囲内であれば、広い範囲を照射することをお勧めします。
注意点
- 照射時は表面麻酔を使用し、軽い刺激を感じます。
- 照射後、赤みや腫れ、場合によっては点状出血が発生することがあります。
- ダウンタイムは軽めの照射で約7日、強めの照射で1~2週間です。
- 照射部の化粧は3日程度控える必要があります。
- 最適な治療回数は1~2ヶ月ごとに3~6回程度です。

冷凍凝固療法/保険診療
液体窒素は-200℃という低温の液体です。これを綿棒で盛り上がったシミに短時間接触させて治療します。治療中は我慢できる程度の痛みがありますが、シミを凍らせて変性させることで除去します。
治療後、約10日~14日でかさぶたが取れ、シミも改善します。大きなシミは1度の治療では完全に取れないことがあるため、繰り返し治療が必要です。治療後は赤色や茶色になることがありますが、徐々に薄くなります。
イオン導入

超音波の振動を利用して、ビタミンAやビタミンCなどの有効成分を肌の深部まで浸透させる美容法です。通常の塗布に比べ、浸透効果が約40~100倍高まります。
イオン導入の主な効果は次の通りです
- 美白作用(ぼんやりしたシミやくすみの改善)
- コラーゲン増加(肌のタルミやハリをサポート)
- ニキビ予防・赤ら顔改善
- 肌質の改善
2~4週間に1回の頻度で行うと効果的で、3~4回目から効果が現れることが多いです。肌の状態や個人差によって結果は異なりますが、継続的な施術が推奨されます。他院の方法に比べ、効果をしっかり出すために施術時間は45分とたっぷり時間をかけ、ビタミンC含有量を3倍に上げたオリジナル導入剤も使用しているのが特徴です。ご希望により、肝斑治療に有効なトランサミンや浅いシワに効果のある塗るボトックスの追加導入も行っています。長く続けていただいている方は誕生日月は半額です。ぜひお試し下さい。
エレクトロポレーション

電気の力を利用して細胞に細かい穴をあけ、有効成分を肌の奥まで浸透させる新しい方法です。一時的に空いた穴はすぐ元の状態に戻るため、肌へのダメージはありません。
今までの導入方法と比べ有効成分を大量に注入でき、これまで注射が必要だったヒアルロン酸や塗るボトックスなども注入できる点が優れています。痛みがなく、お肌を傷つけずに施術でき、少しずつシミ、くすみ、浅いシワ、赤ら顔などを改善させます。
レーザーフェイシャル

お顔全体にレーザーを照射して、くすみやそばかす、薄いシミの改善を目指す方法です。さらに、毛根にも作用するため、脱毛効果や毛穴の引き締め、ニキビの改善効果も期待できます。
通常のレーザー治療では施術後に治療部位をガーゼで覆う必要がありますが、レーザーフェーシャルではその必要がなく、帰宅時に化粧をすることも可能です。手軽に日常生活を送ることができる点が大きな特徴です。
ぬり薬
「シミは取りたいけど、レーザーは心配」という方にはぬり薬の治療を提案しています。
トレチノイン(ビタミンA誘導体)とハイドロキノンの2種類のぬり薬を使ってシミを薄くしていく方法で、効果がでるまでには4~8週かかり、ぬっているところに赤みとカサツキが生じますが、化粧などの使用はOKです。
この他にも細かい注意点があるので、来院時にお尋ね下さい。
また、この治療法はシミ以外にも、肝斑・炎症後色素沈着・乳輪の黒ずみ・肌のくすみ・毛孔性苔癬などに効果があります。
Q&A
シミには複数の種類があり、それぞれ治療法が異なります。また、目立つシミの後ろに薄いシミが隠れていることもあり、診察をしないで電話で料金を見積もることは難しいと考えています。申し訳ありませんが、一度診察に来て頂ければと考えています。
A:申し訳ありませんが、通常は治療方針を決めた後に予約をしていただくことになります。ただし、イオン導入やレーザーフェーシャルは予約枠が空いていれば当日でも施術が可能です。
A:シミの標準治療はピコレーザーが多いですが、レーザーが心配という方には塗り薬の治療も提案しています。まずはどのようなシミなのか診察時に確認し、治療方法を決定しますので、一度受診をお願いします。
A:顔のトータルケアがおすすめです。”顔のクスミや年齢に伴う変化を全体的に良くしたい”という方にお勧めです。
当院では、イオン導入、エレクトロポレーション、レーザーフェーシャルの3つの方法を使い分けながら顔のトータルケアを行っています。いずれも肌に負担の少ない方法です。施術後に赤みが残るのは1日以内で、直後からお化粧も可能で、レーザー治療のように照射したところが黒くなったり、絆創膏で保護する必要はありません。アンチエイジング効果以外にも、イオン導入とエレクトロポレーションにはうるおいをアップする保湿効果が、レーザーフェーシャルには脱毛効果があるので、診察時に肌の状態をみせて頂き、どの治療が良いかお勧めさせて頂いています。
いずれも、2週間ごとに5~6回行っていただき、効果を判断します。
また、2,3mmの小さいしみ、ほくろ、イボや浅いシワは追加で同日に処置が可能です。他の人にわからないように少しずつ減らしていくとよいと思います。