唇(くちびる)や口角(こうかく、口の横)の荒れを放置していませんか
乾燥肌やアトピーの方は、くちびるや口角が敏感で、わずかな刺激でも荒れてしまいます。主な刺激は唾液や食べ物から来ますが、口紅やリップ、歯磨き粉でかぶれることもあります。その場合、パッチテストを行って確認します。治りにくい場合は、カビの一種である「カンジダ」が原因のことがあり、薄皮を顕微鏡で調べて診断します。

治療方法
適切な強さのステロイドのぬり薬を使用します。
日常のケア
乾燥によるくちびるを湿らせる癖がある人が多いですが、これは避けましょう。乾燥時は保湿ケアを心がけてください。
その他、くちびるの治療
くちびるのシミやホクロ
くちびるにできるシミやホクロは、レーザーで改善することが多いので相談してください。特にアトピーや乾燥肌の人に多く見られ、長期間の荒れや刺激が原因です。再発を防ぐためには、くちびるの保湿などのケアが重要です。
口びるの赤いできもの
静脈湖(じょうみゃくこ)と呼ばれる症状で、静脈が膨らんでできる赤いできものです。くちびるを噛んでできることもありますが、特に原因がない場合もあります。小さいものはレーザー、大きいものは手術で治療します。
Q&A
Q:薬でよくなるのですが、また荒れてきます。
A:リップなどでかぶれていないかまず調べる必要があります。治療するだけでは再発するので、保湿ケアで予防をするとよいでしょう。