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掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

掌蹠膿疱症とは

  • 掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿を含んだ小さな水疱(膿疱)ができ、その後皮膚が剥がれ落ちる病気です。この状態は、外見が水虫に似ていますが、原因となる水虫菌(真菌)は見つかりません。
  • 症状が悪化するきっかけとしては、風邪を引いた際に扁桃腺が腫れたときが挙げられます
  • タバコも掌蹠膿疱症の悪化因子とされていて、禁煙が重要です。
  • 特徴的な症状のひとつとして、胸の真ん中の関節(胸鎖関節)が痛くなることがあります。

治療方法

掌蹠膿疱症の治療は、症状の重さに応じて段階的に進められます。

  1. 軽い症状の場: ステロイド外用剤を使用して炎症を抑え、皮膚の改善を目指します。
  2. 扁桃炎の関与: 扁桃炎が悪化の要因となることがあり、抗生剤を使用して扁桃炎を改善させることで症状が緩和することがあります。また、耳鼻科で扁桃摘出を行うことで、完治に至る場合もあります。
  3. 紫外線治療: 外用薬や抗生剤で効果が不十分な場合、紫外線治療が行われます。特に、手と足の皮膚は硬いため、バス-PUVA療法という手法が有効です。これは、薬を入れたお湯に15分程度手や足を浸けて皮膚を柔らかくした後、紫外線を照射する方法で、掌蹠膿疱症の症状を効果的に抑えます。
  4. ビオチン(ビタミンH): ビオチンが効果を発揮する場合もあり、ビタミン補充療法が行われることがあります。
  5. 関節痛の治療: 関節痛が伴う場合は、痛み止めの薬を使用して痛みを和らげます。

掌蹠膿疱症は治りにくい病気ですが、適切な治療を継続することで改善が見られます。実際、有名な女優もこの病気にかかった例があり、正しい治療により症状を克服しています。

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