日焼け止めの使い方

日焼け止めの使い方で質問の多い項目をまとめました。
Q:ぬり薬と日焼け止めはどちらを先に付けますか?
A:治療に必要なステロイドやプロトピックなどのぬり薬の後に日焼け止めを使ってください。
化粧をする場合は、化粧水→ぬり薬→日焼け止め→下地やファンデーションの順番です。ヒルドイドなどの保湿剤をつける場合は化粧水と塗り薬の間に使用して下さい。保湿剤やぬり薬をつけている場所に乳液は不要です。
Q:肌が弱い人の日焼け止めの選び方は?
A:「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」とパッケージに書いてあり、石けんで落とせる物を選ぶと良いでしょう。
日焼け止めの成分は①化学的に合成された吸収剤、②酸化亜鉛や酸化チタンに代表される散乱剤があります。吸収剤は紫外線防御効果が優れていてSPFを高めるのに必要ですが、肌へ負担となることも。屋内で過ごすことが多い日常の使用にはSPF20ぐらいで充分です。また、落としやすさも大切で、顔を洗いすぎると皮脂膜が取れて刺激を受けやすくなるため、専用クレンジングが不要の物が無難です。ただし日焼け止めの塗り直しが必要です。
Q:日焼け止めは皮膚が赤い時に使っても大丈夫ですか?
A:皮ふが赤い状態で紫外線に当たると色素沈着が残りやすいので、日焼け止めの使用をお勧めしています。ただし過去にトラブルがないもの、あるいは新しく買う場合は吸収剤フリーの製品が良いでしょう。
Q:カサカサした顔の肌に日焼け止めをつけてもいいですか?
A:ぜひ日焼け止めを使って下さい。
カサカサした肌は軽い湿疹の場合が多く、そのまま日焼けすると皮ふの色が抜けたり、黒くなったりして秋になると”まだら”になるからです。もちろん、短期間のステロイドの使用でカサカサ肌を改善させることも大切です。
Q:日焼け止めは塗り直した方がいいですか?
A:4時間ごとに塗り直すのが理想です。
学生は登校時に加え、外での体育や部活の前につけると効果的です。女性の場合は日焼け止め入りのファンデーションを利用してぬり直して下さい。

特定健診を受けましょう!

5回目となる高岡ねがいみち駅伝に高岡市医師会チームの一員として参加してきました。

願ったのは「みんなの健康」です。

高岡市では会社勤めでない40才以上の方を対象に、6月と7月の2ヵ月間だけ無料で特定健診を行っています。無料なのですが、受診率は48%と残念ながら半数の方が受けていない状態です。

対象者には受診券が送られていますし、高岡市も色々とPRを行っていますが、まだ知らない人がいると思うので、今回「特定健診を受けてね!」というタスキをつないでねがいみち駅伝を走りました。

すると、沿道からは「健診受けるよ!」という暖かい応援があり、翌日の北日本新聞朝刊にも大きく取り上げられました。ちなみに沿道の声援に両手を挙げて応えている後ろ姿のランナーが私です。

ねがい道写真

「受けに行く時間がない」「健康には自信がある」「数値を知るのが心配で恐い」など色々な理由があると思いますが、健診は自分の健康状態を把握する最も大切なツールです。健診で自分の健康状態を把握して生活習慣を見直すきっかけになれば、将来も安心ですよね。