多汗症

多汗症

多汗症は小学生〜高校生頃に症状がではじめる病気です。

 

手足やワキは汗を作る汗腺の数が多く、緊張するだけでも汗が出る場所です。
誰でも汗はかきますが、汗の量が過剰で、それによって生活に支障がある場合は治療を考えてみて下さい。汗により皮膚温が低下し手足が冷たくなる場合や、皮膚がふやけて菌が繁殖し嫌な匂いが出る場合もあります。

 

現在新しい薬が数種類開発中ですが、現状で最も使いやすいのが塩化アルミニウム液です。学会のガイドラインでも、まず最初に使う薬として推奨されています。

 

乾いた皮ふに1〜2週間連日つけると、汗管がアルミニウムを含む沈着物で詰まり汗が出にくくなります。
効果が弱い場合は濃度の濃いものを使ったり、サランラップで覆う工夫をすると良くなっていく場合がありますし、汗を減らす抗コリン剤という飲み薬を一緒に使う方法もあります(コリンは汗の量を調節している神経から出てくる物質です)。
 
ちなみに子供は汗が多いですね。実は汗を作るエクリン汗腺の数、子供と大人は同じですが、体表面積の小さいため子供の方が汗が多くなります。日常生活に支障がなければ病気ではありませんよ。

 

-P これまでのLINE投稿のまとめはこちら😛

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
富山県高岡市駅南3-5-33
皮膚科神経内科 白崎医院
TEL: 0766-25-0012
HP: https://shirasaki-hifuka.com
LINE: @shirasaki-hifuka
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
コメントは受け付けていません。