蚊に刺されやすい人はいる？

O>B>AB>Aの順で刺されやすいという実験もあるようですが、実際のところ科学的な根拠はありません。蚊は体温や皮膚の水分量、皮膚から放出される炭酸ガスの量、体の動きなどを総合的に判断して刺しているようです。「他の人と一緒にいたのに自分だけ刺された」という場合も多いのですが、その日の体調なども関係しているため「刺されやすい人」と一概に決めることはできません。まして、血液型物質を察知して刺すという単純なものではないようです。

蚊に刺されると翌日に赤くなります

外出中に赤い虫刺されに気付くと誰でも「今、蚊に刺された！」と思うのですが、朝起きた時に赤いブツブツに気付いたらどう思いますか？多くの人は前日に蚊に刺されたことが原因だとは考えません。蚊に刺されると直後に赤くなると思っているからです。確かにそうなのですが、刺された翌日から赤くなる反応もあるので要注意です。

蚊に刺された後の反応は２つあります。１つは刺された直後に、もう一つは翌日から赤くなる反応です。いずれの反応も蚊の唾液腺物質に対するアレルギー反応で生じます。

アレルギー反応なので、①個人差があり、②刺される回数が少ない時は激しく症状が出て（赤くはれます）、③刺され続けると徐々にはれなくなっていきます。

子供が虫に刺された時に大きくはれて、大人が余り目立たないのは、これまでの人生で刺されてた回数が違うためです。

子供と大人の蚊に刺された時の反応をまとめるとおおよそ下記のようになります。

１）赤ちゃんの時は刺されても、まだアレルギーが成立していないため無反応です。
２）乳児になると、まず翌日に赤くなる反応だけがみられるようになります。
３）もう少し大きくなると、直後と翌日の両方の反応が出ます。
４）毎年刺され続けると、そのうちに翌日の反応はみられなくなり、直後の反応だけに。
５）年を取ると蚊に刺され慣れてしまいとうとう無反応に。

皆さんはどの段階ですか？
そういえば私、最近蚊に刺されなくなってます。

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