鵞足炎はランニングでヒザの内側が痛くなる整形外科の病気です。
皮膚科では診療しませんが、富山マラソンにむけた私の最大の悩みがこれです。
走ると必ず右ヒザの内側が痛くなり、だましながら続けてもついには立ち止まってしまうほど。

太ももの内側の３つの筋肉はヒザの内側から脛骨（すねの骨）にかけて狭いところを集まって通るため、長く走ると骨にすれて痛くなります。でもこれらの筋は足を蹴り上げる時に必要で、使わないわけにはいきません。
ちなみにこの３つの筋肉は薄筋、縫工筋、半腱様筋で、脛骨の鵞足という場所にくっついます。この場所に筋肉がつく状態がまるでガチョウの足のようにみえるためだそうです。

開脚が十分にできる人であれば筋肉に余裕があり問題ないのですが、体が硬い私はこの３つの筋肉が常に緊張にさらされています。

そこで走り方の工夫が必要になります。私は以下の３つに気をつけています。
①足のアーチをつぶさない
②蹴り出した足に骨盤が遅れないようにする
③体幹の筋肉でバランスを取り、なるべく太ももの筋肉を緩ませる。

ヒザと足は関係ないと思うかも知れませんが、足のアーチがつぶれるとそのぶんヒザが引っ張られ３つの筋肉が緊張する可能性があります。
実際に何も考えないで走っていると、私の右足はつぶれています（隠れ外反扁平足です）

骨盤は走りには大切でやや前傾している必要があります。そもそも骨盤が先行して足が前に出るのが理想ですが、疲れて骨盤が落ちてくるとこれが難しくなってきます。太ももだへの走りだと、癖でヒザが内側にまいてくるので、これも鵞足炎の原因になると思っています。

大きな体幹の筋肉をうまく使い、太ももの筋肉を休めてあげればいいのはわかっているのですが・・・

本番まであと１週間。もう練習する時間もありませんが、痛くなく走りたいものです。

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