年末年始の対応

年末年始は1/3までお休みです。
最近の通院があり、処方された薬を使っているにも関わらず悪化していて、至急対応が必要な場合はメールでご連絡下さい
申し訳ありませんが、長期休暇中は電話での問い合わせには対応しておりません。
なお、メールにはお名前、診察券に書いてある患者番号、最後に来院された月日をお書き下さい。

 

至急でないもの、予約の変更などは1/4以降にお願いいたします。

 

メールはこちらからお願いします。

 

インフルエンザの新しい薬 ゾフルーザ

昨日、厚労省がインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。
ちなみに、富山県は1医療機関当たりの患者数が2.29と流行の目安の「1」を超えています。
また、検出されたウイルスは現在のところ、9年前に新型インフルエンザとして世界的に流行したH1N1型(A型)が7割を占めています。
 
さて、インフルエンザの治療薬はこれまで飲み薬のタミフル、吸入薬のリレンザ、イナビル、点滴薬のラビアクタの4つでしたが、今年から飲み薬のゾフルーザが使えるようになりました。
 
ゾフルーザの特徴はタミフルが5日間服用するのに比べ、1回で済む便利さです。イナビルも1回で済みますが、吸入薬なのではうまく出来たかどうかちょっと心配なところが欠点ですね。
今の所、顆粒剤は発売されていないので、体重10kg以上の小児から使用できます。
 
また、これまでの薬は作られたウイルスを細胞表面に留まらせ体内への拡散を抑える作用でしたが、ゾフルーザは直接ウイルスを作らせなくする働きがあります。
 
このためか、ゾフルーザの開発時の試験結果は、「発熱などの症状が出ている期間」はゾフルーザが53.7時間でタミフルと同じ程度の長さでしたが、ウイルスが体から消えるまでの時間はゾフルーザが24.0時間、タミフルが72.0時間と、ゾフルーザの方がかなり早い時期に消えています。タミフルより他の家族に移す可能性が低くなるということですね。
 
もちろん服用しなかった場合と比べると、発病48時間以内に服用した場合は症状緩和までの時間が1日短くなります。
 
ただし、
①ゾフルーザを服用した1割ぐらいの方でウイルスに変異が見つかり、ゾフルーザが効きにくくなるそうです。
②ゾフルーザは新薬のため、未知の副作用ががある可能性も
というリスクを考えた上で、いざという時にタミフルと比べればいいですね。
 

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ステロイドはぬり続けると効かなくなりますか?

「ステロイドをぬったのに良くならなかった」と言われることがあります。

 

ステロイドは1ヵ月程度の短期間で効かなくなることはないので、そのくらいの使用期間ならきちんと使えば良くなります。ただ、長期間使った場合には「タキフィラキシー」という慣れの現象で効果が弱くなるのも事実です。
「最初はよく効くけど、使っていくと段々効かなくなる」はこのためです。
特に皮ふの炎症が長く続くアトピーや乾癬(かんせん)で問題になります。

 

では「タキフィラキシー」を避けるにはどうしたらよいでしょうか。
「タキフィラキシー」は皮ふの炎症がだらだらと続いているから起こる現象です。最初に強いステロイドできちんと炎症を抑えれば起こりません。
アトピーなどは途中で悪化しているのに、最初と同じ強さのステロイドを付け続けていると少し良くなるだけで、完全に良くならないので段々効かなくなるのです。

 

悪くなった時は強いステロイドを短期間、良くなったらステロイドを弱めるか保湿剤で良い状態を保つのが基本ですよ。

 

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