ところが、一部の皮ふにしか発疹が出ない「固定薬疹」という例外があります。

原因の薬を飲むと毎回同じ場所に出るため「固定」という名前がついています。

よくあるのが生理痛に含まれる痛み止めや風邪薬です。

広い範囲に発疹が出でないので、薬が原因と気づかないことがほとんどです。

数日間しか服用しなければ発疹も１週間ほどで良くなり、医者にかからないことも。

「固定薬疹」は口の周りや陰部によくできることが特徴です。最初は赤いだけですが、繰り返すと水ぶくれができたり、治った後に色素沈着が残ります。

この「固定薬疹」、薬以外の原因にトニックウォーターが知られています。

ジントニックなどに使う炭酸水で、この中の独特のにがみ成分キニーネが原因です。

飲みに行って、発疹が出た時は写真に撮って見せに来てくださいね。