傷はキズパワーパッドで治せばいいの?
外で遊ぶ機会が増える初夏は転んでできるキズも多くなる季節です。
こんな時に活躍するのが、薬局で売っているキズパワーパッド(医院で使っているのはデュオアクティブET)。これを正しく使ってますか?
キズパワーパッドはキズに密着させ、キズを治す成分を多く含む体液を保ち、キズを早くキレイに治すもの。
浅くてキレイなキズはこれでいいのですが、次の場合は他の方法も検討しましょう。
1)キズが深いとき:特に脂肪まで見えていたら早めの縫合(糸を使ってぬい合わせること)を。
2)キズが汚いとき:小さな砂などが残る場合はきちんと除去しましょう。痛い場合は麻酔薬を使って行います。
3)菌が入ったとき:菌が入るとキズの周りが赤くなります。化膿止めを早く使わないとキズが深くなります。
4)体液が多すぎるとき:キズの周りの白い”ふやけ”は体液が多すぎるサインです。キズは体液が多すぎても早く治りません。もう少し体液を吸収するものを使用します。
キズは跡になるとなかなか治せません。早めの対応が大切です。
最後に、キズをきれいに洗うことも忘れないで! キズパワーパッドはお風呂で外し、痛くても石けんで洗って下さいね。