陥没乳頭 女性医師が診察と手術を担当します

白崎医院での陥没乳頭の診察と手術治療は女性医師および女性スタッフが行い、男性医師に乳房をみられることはありません。

陥没乳頭とは?

陥没乳頭は乳頭がが突出せず、乳輪より奥へ引き込まれている状態です。妊娠しても乳頭が突出してこない場合は授乳ができず、母親は乳房が腫れて痛みを伴うようになり、子供も乳頭をくわえられず泣き止みません。また、突出している乳房より陥没している方が細菌が入りやすいため痛みや腫れを伴う乳腺炎が繰り返し、しこりが残る場合もあります。

陥没乳頭の原因は?

生まれた時から乳頭の中にあり母乳の通り道である乳管が短い、成長期に乳房は大きくなったが乳管が乳房の発達に追いつかなかった、アトピー性皮膚炎や外傷により乳頭に炎症を繰り返して生じた、などが原因で陥没乳頭が生じます。

陥没乳頭の治療は?

自身によるマッサージや乳頭吸引器で改善しない場合は手術が必要です。
白崎医院では乳がん切除後の乳頭再建の実績が豊富が形成外科専門医が手術を担当します。
手術は陥没乳頭を突出させ再陥没させないようにし、授乳機能が温存できることが目標です。ただ、指で刺激することで突出する軽症例の手術は比較的容易ですが、刺激しても乳頭が陥凹している重症例では授乳機能を温存すると、陥没の修正が不十分になり再陥没する可能性が否定できません。
また、手術は局所注射の麻酔薬を使用し、片側の手術時間は30分程です。日帰り手術で当日から通常の生活がおくれます。

陥没乳頭手術は保険適応ですか?

単なる美容目的の場合は保険が効きませんが、授乳させる可能性のある40才ぐらいまでの女性は保険で手術が可能です。
手術費用は保険適応で3割負担の場合、45,000〜50,000円です。

通院回数はどれくらい必要ですか?

初回は診察を行い、適応があれば手術予約と必要な採血を行って頂きます。手術の1〜2日後にガーゼ交換、手術1週間後に抜糸、その後2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後に再診して頂き、再陥没や傷跡に異常がないかの確認を行います。

手術の注意点は何ですか?

★手術に伴う合併症は出血、感染、痛みなどがあります
★乳頭部が壊死を起こす可能性はかなり低いですが、ゼロではありません。
★左右の乳頭の大きさをそろえる美容的な手術ではありません。