口唇ヘルペス
口唇ヘルペスはこんな病気です
- チクチク、ピリピリとした違和感やかゆみが出た後に小さな水ぶくれができる病気です。
- 風邪をひいた後、疲れた時、日差しに当たった後などに症状が出ます。
- 単純ヘルペスウイルスというウイルスが原因で、キスや頬ずり、コップやタオルを介して他の人に感染します。
- 一度単純ヘルペスウイルスが感染すると、症状が改善した後も生涯にわたり神経にウイルスが潜伏します。
- アトピー性皮膚炎などで顔の肌荒れや湿疹がある場合はくちびるだけではなく、顔の他の部位にも症状がでることがあります。
口唇ヘルペスの治療法
ウイルスの増殖を抑える薬を使います。ウイルスは水ぶくれの中だけではなく、そこまで延びている神経でも増えているので、ぬり薬だけではなく飲み薬も使用します。
痛みがある場合は痛み止めを一緒に服用してもらいます。
口唇ヘルペスの日常のケア
かさぶたはとらないようにして下さい。顔は優しく洗って下さい。
紫外線に当たりすぎないよう日焼け止めを使用して下さい。
充分な睡眠をとり、体調を整えて下さい。
口唇ヘルペスQ&A
口唇ヘルペスの治療で寄せられる質問にお答えします。
Q:すぐに再発して困っているのですが。
A:日焼け止めのリップなどをつけて、過度に紫外線を浴びないようにして下さい。また、睡眠不足や疲労を溜めることも避けるようにして下さい。それでも頻回に再発する場合は、飲み薬を上手に使って早く治す工夫をしますので、一度受診して下さい。
Q:潜伏しているウイルスをなくすことはできませんか?
A:くちびるの症状がなくなってもウイルスは神経に潜伏して残り、これが再発の原因になります。現在のところ、ウイルスの増殖は薬で抑えることが出来ますが、残念ながらが、潜伏しているウイルスを追い出す薬はまだ開発されていません。