水虫
こんな症状にお悩みですか?
- 足の裏やゆびの間の皮膚がむけている。
- 足の裏やゆびの間に水ぶくれがある。
- 足の裏やゆびの間がじゅくじゅくしている。
- 足がかゆい。
- 足の裏がカサカサになっている。
- 爪が濁り、厚くなっている。
1つでも当てはまれば、水虫を疑います。確認には真菌検査(めくれている皮膚を溶かして顕微鏡で本当に水虫がいるか調べる検査)を行います。
水虫のようにみえて違う病気はいろいろあります。自己判断で市販の薬を使う前に真菌検査で水虫かどうか確認した方が、結果として早く治ります。
水虫の治療法
ぬり薬
水虫菌を殺す薬を1日1回お風呂上がりに、足の裏やゆびの間をよく拭いてからつけて下さい。
ぬり薬では改善しない場合
色々な場合が考えられます。もし水虫の診断が正しければ、使っている水虫の薬の上から、皮膚を柔らかくする薬をぬったり、炎症を抑える薬を併用するなどの工夫が必要だと思います。水虫の飲み薬が有効な場合もあります。
飲み薬
爪水虫、足の裏が固くなっている場合は飲み薬で治療します。1日1回食後に内服する薬で、3~6ヵ月の継続が必要です。薬のせいで肝臓に負担がかかる場合があるので定期的な血液検査が必要です。パルス治療(1日8錠を1週間継続し、3週間休薬することを、3回繰り返す方法です)をご希望の方は、診察時にご相談下さい。
爪水虫をぬり薬だけでよくしたい場合
時間がかかりますが、受診時に毎回濁った爪の部分を削るとよくなります。飲み薬に不安がある場合は診察時にお尋ね下さい。
じゅくじゅくしている場合
まず炎症を押さえ乾かす治療をいくつかのぬり薬を使って行います。早く良くするために、短期間飲み薬を使って頂く場合もあります。
日常のケア
- 乾かすことが大切です。水虫は湿った環境を好みます。靴下を履き替える、5本指の靴下にする、風呂上がりにゆびの間をよく乾かすなどの工夫が大切です。安全靴、ブーツは中が蒸れやすいので乾燥させて下さい。
- バスマット、スリッパの共有はやめる
- 家族で同時に治療して下さい。
Q&A
Q:かゆくないが水虫ですか?
A:水虫の人の7割はかゆみがありません。かわむけなどがあれば真菌検査をした上で、治療が必要です。
Q:市販の薬でなおりません
A:まず本当に水虫か真菌検査で確認が必要です。本当に水虫なのに治らない場合は他の薬を併用してよくしていくことが可能です。
Q:爪水虫を治したいか、飲み薬の副作用が心配
A:時間がかかりますが、爪を削ればぬり薬でも治せます。診察時に相談下さい。
Q:いつまで治療を続ければ完治しますか?
A:症状がなくなってから1〜2ヵ月はぬり続ける必要があります。足が湿っぽい、安全靴やブーツ、ストッキングを長時間はいている方は再発しやすいので、その後も定期的に続けて頂く場合があります。